9月のマンション市場動向・近畿圏、発売1210戸で2カ月連続減
2021年10月19日
―初回売出の契約率82%、㎡単価2ケタ増
近畿圏(2府4県)の9月のマンション供給戸数は前年同月比1・5%減の1210戸となり、2カ月連続で前年実績を下回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が4・3%増の437戸、大阪府下が18・1%増の359戸、神戸市部が1047・1%増の195戸、兵庫県下が40・5%減の110戸、京都市部が58・5%増の65戸、京都府下が99・2%減の1戸、奈良県が58・3%減の5戸、滋賀県が68・6%減の38戸で、和歌山県での発売はなかった。
初月契約率は前年同月比9・8㌽ダウンの59・4%で、2カ月連続で好調ラインの70%を下回った。ただし、契約率の低迷は一部の継続物件によるもので、初回売り出し物件は82・5%と好調である。平均価格は1・4%上昇の4757万円。㎡単価は11・9%上昇の76・3万円。平均価格、単価ともに2カ月連続のアップ。
9月末時点の販売在庫は3551戸で、前月末比6戸の増加、前年同月末比では737戸の増加となっている。10月の供給は1600戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)