検討者3割がウェブで申込と契約を希望
2022年02月01日
―アットホーム、コロナ禍の住宅購入動向
アットホームはコロナ禍での住宅購入者と購入検討者を対象に、住まい探しのポイントや不動産会社に求めることなどを調査した。物件購入を検討する人の約3割がオンラインでの申し込みと契約を希望していることが分かった。
調査対象は20年3月~21年10月に物件を購入し引っ越しをした人と、22年3月までに購入を検討している人。調査は21年10月に実施し、有効回答数は購入経験者が216人、購入検討者が214人。申し込み手続きは経験者の58・3%、検討者の31・8%が「現地で書類に記入」とし、最も多かった。「自宅からウェブ上で入力・送信」は経験者が14・4%だったのに対し、検討者では27・6%に上り、オンライン手続きの需要が高まっていることが分かる。重要事項説明と契約に関しては、経験者のうち重要事項説明をオンラインで行ったのは8・8%、契約は11・6%。一方検討者では、重説のオンライン希望が27・1%、契約のオンライン希望が29・9%と拡大した。
内見方法については、経験者と検討者ともに「現地待ち合わせ」が最多で、それぞれ43・5%、44・4%。一方で「内見しなかった/内見しなくても良い」の割合が増え、経験者の17・6%、検討者の6・5%が選択した。検討者では20年より5㌽増えた。そのほか、経験者は「不動産会社の店舗で待ち合わせて車で訪問」が37・5%、「店舗で待ち合わせて電車で訪問」が11・6%、「スタッフが物件内でカメラを映し、自宅からオンライン内見」が9・7%など。検討者は「店舗で待ち合わせて車で訪問」が38・3%、「自宅からVRや360度画像で疑似内見」が27・1%など。
(提供:日刊不動産経済通信)