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三幸、3月の都心オフィス空室率4%台

2022年04月13日

 三幸エステートは22年3月時点のオフィス需給動向をまとめた。東京都心5区にある大規模オフィスビルの空室率は前月比0・17㌽増の4・08%とやや上昇した。7カ月ほど4%前後を行き来している。空室率の先行指標となる潜在空室率も0・06㌽増の7・74%と3カ月連続で上昇。年初以降にビルの需給緩和に一服感がみられたが、再び空室が増える気配が出てきた。

 都心では新築ビルに多くの空室が残ったほか、テナントが解約した後の募集床も空いたままになるケースが目立つなど空室率が下がりにくい様子だ。テレワークの普及などで企業の出社率が低くなるなか、都心ではこれからオフィスビルの大量供給が始まる。同社の今関豊和・チーフアナリストは「空室率が再び上昇に向かう可能性もある」と指摘している。

 坪当たりの募集賃料は6円増の2万8246円と7カ月ぶりにわずかに上昇したが、「オフィスの需要はコロナ禍以前の水準を下回っており、賃料が下がる傾向に変わりはない」(同社)。都心では借り手の優位が続き、賃料引き下げやフリーレントなど1社でも多くの需要を取り込もうとする動きが目立つという。

(提供:日刊不動産経済通信)

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