成約中古Mの管理費、21年は159円減
2022年05月30日
―東日本レインズ、月額修積金は93円増に
東日本不動産流通機構は、21年度の首都圏における「中古マンションの管理費・修繕積立金」をまとめた。21年度に同機構を通して成約した中古マンションの月額管理費の平均は、1戸当たり1万2321円(前年度比159円減)となった。1㎡当たりは191円(前年度同額)。月額の修繕積立金は戸当たりで1万1164円(93円増)、㎡当たりで173円(4円増)だった。管理費と修繕積立金の合計は、戸当たりが2万3485円(66円減)、㎡当たりが365円(4円増)となった。
エリア別にみると、東京都区部は戸当たりの月額管理費が1万3815円(195円減)で、月額の修繕積立金が1万736円(38円増)。横浜市・川崎市は管理費が1万1930円(158円減)、修繕積立金が1万1976円(198円増)。築年数別にみると、戸当たりの月額管理費は築10年以内で1万4690円(56円減)、築30年超では9619円(44円増)となり、経年化につれて低下傾向となった。一方、修繕積立金は築10年以内が9061円(68円増)で、築11~20年が最も高く1万3331円(364円増)となり、それより経年化すると低下傾向だった。
規模別でみると、50戸未満では戸当たり管理費が1万3185円(440円減)。50~99戸で最低額の1万2035円(242円減)となり、100~149戸で1万2134円(322円減)、150~199戸で1万2880円(100円減)、200戸以上で1万4178円(391円減)と、規模が大きくなるにつれて上昇する傾向となった。
(提供:日刊不動産経済通信)