22年上半期のマンション市場動向・近畿圏は13%減、7年連続の1万戸割れ
2022年07月21日
―㎡単価は上半期の調査開始以来最高値
近畿圏(2府4県)の今年上半期の新築マンションの発売戸数は、前年同期比13・7%減の7225戸で、7年連続で1万戸を下回った。平均初月契約率は前年同期比1・1㌽ダウンの71・9%で、上半期としては12年連続で好調ラインの70%を上回った。
エリア別の発売戸数は、大阪市部が前年同期比4・7%減の2825戸、大阪府下が16・5%減の1607戸、神戸市部が38・6%減の705戸、兵庫県下が50・0%減の593戸、京都市部が13・8%増の785戸、京都府下が52・9%増の133戸、奈良県が170・6%増の138戸、滋賀県が41・8%増の397戸、和歌山県が2・4%増の42戸。大阪府全域と兵庫県全域は減少となったが、それ以外のエリアは増加した。
戸当たり平均価格は3・3%上昇の4502万円、㎡単価は4・6%上昇の76・7万円で、ともに5年連続のアップ。㎡単価は上半期としては1973年の調査開始以来最高値。
下半期の発売は約1万1000戸を予測しており、年間では1万8000戸程度を見込んでいる。
(提供:日刊不動産経済通信)