東日本レインズ、7月の不動産流通市場
2022年08月15日
─中古マンションの成約は7カ月ぶり増加
東日本不動産流通機構は10日、7月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。中古マンションの成約件数は前年同月比3・4%増の3104件で、7カ月ぶりに前年を上回った。成約価格は11・1%増の4348万円と2ケタ上昇し、26カ月連続で前年を上回った。成約㎡単価は12・9%増の68・51万円で27カ月連続の上昇。
地域別の成約件数は横浜・川崎市と埼玉県以外の各地域が前年同月比で増加し、千葉県と神奈川県他は7カ月ぶりに前年を上回った。成約㎡単価はすべての地域が前年比で上昇が続いており、東京都区部は27カ月連続、横浜・川崎市と埼玉県は26カ月連続、千葉県は24カ月連続、神奈川県他は20カ月連続などとなっている。
中古戸建て住宅の成約件数は前年同月比5・8%減の1176件で、7カ月連続のマイナス。成約価格は8・5%増の3791万円で、21カ月連続で前年を上回った。土地面積は1・2%拡大の140・17㎡、建物面積は1・0%縮小の103・42㎡。地域別の成約件数は、横浜・川崎市と千葉県以外の各地域が前年比で減少が続き、東京都区部と多摩、埼玉県は7カ月連続で前年同月を下回った。成約価格はすべての地域が前年比で上昇が続いており、千葉県は17カ月連続、多摩は14カ月連続、神奈川県他は13カ月連続、東京都区部は7カ月月連続で前年を上回った。
中古マンションの新規登録件数は前月比3・6%増加の1万4982件。在庫件数は前年同月比11・4%増の3万8062件と2ケタ増となり、6カ月連続で前年を上回った。
(提供:日刊不動産経済通信)