中古Mの在庫数、7カ月連続で前年比増
2022年09月13日
―東日本レインズ、中古M成約数再び減少
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は12日、8月の不動産流通市場動向を公表した。首都圏の中古マンションの成約件数は前年同月比10・3%減の2346件だった。7月に7カ月ぶりに増加に転じたが、再び減少した。中古戸建ては16・2%減の877件で、8カ月連続で前年を下回った。直近10年間でみると8月としては中古マンション・中古戸建てともに上から6番目の水準となった。中古マンションの在庫件数は10・8%増の3万8344件で、7カ月連続で前年を上回った。
中古マンションの成約価格は前月比1・6%下落の4280万円。前年同月比では13・4%の上昇となり、27カ月連続で前年を上回った。成約㎡単価は1・8%下落の67・29万円。前年同月比では13・7%の上昇で、28カ月連続で前年を上回った。2ケタ上昇は6カ月連続。新規の登録件数は1万2795件だった。成約件数は全地域で減少。東京都区部が3・7%減の990件、多摩が4・0%減の237件、横浜市・川崎市が20・9%減の394件、埼玉県が20・5%減の260件、千葉県が11・1%減の296件だった。
中古戸建ての成約価格は前月比0・3%下落の3779万円。前年同月比では10・3%の2ケタ上昇と、22カ月連続で前年を上回った。新規登録件数は3823件。在庫件数は前年同月比2・3%減の1万3372件で、前年割れは27カ月連続。成約件数は全地域で減少。東京都区部が12・0%減の169件、多摩が19・6%減の111件、埼玉県が19・2%減の172件、千葉県が8・5%減の183件、横浜市・川崎市が24・7%減の122件など。
(提供:日刊不動産経済通信)