中古M売価、都23区は27カ月連続で上昇
2022年10月25日
東京カンテイがまとめた9月の東京23区の中古マンション売り出し希望価格(70㎡換算)の平均は、前月比0・6%上昇(前年同月比7・6%上昇)の6926万円で、27カ月連続の上昇となった。秋の商戦期に入り、価格が一段と上がってきているとみる。
東京都心6区は0・4%上昇(6・8%上昇)の9868万円と、小幅ながら12カ月連続で上昇した。周辺エリアも同様の傾向。23区の在庫数は2月以来の1・3万戸まで増加。価格改定シェアも40%台前半で推移しているが、値下げ率は目立った変化がないことから、当面は堅調なトレンドが続くと分析する。首都圏はほぼ全域で強含み、0・4%上昇(11・0%上昇)の4777万円となり、17カ月連続で上昇。前年比では2ケタ上昇が17カ月続く。近畿圏は兵庫エリアが牽引し、1・1%上昇(8・5%上昇)の2878万円と8カ月連続で上昇。大阪市は築古事例が増え1・6%下落(6・1%上昇)の3907万円と、5カ月ぶりに下落したが、7月の水準は上回っている。
(提供:日刊不動産経済通信)