首都圏の9月住宅価格、前年を上回る
2022年11月01日
―アットホームの価格動向、全エリアで
アットホームの調査によると、9月の首都圏の中古マンションと新築戸建ての価格は、1都3県の8エリア全てで前年同月を上回った。中古マンションは戸当たり平均価格3824万円(前月比は横ばい)。新築戸建ては平均価格4467万円(1・0%増)。
中古マンションの平均価格は、前月比では5カ月ぶりに横ばいとなり、価格上昇の勢いはやや鈍化がみられた。前年同月比では、15カ月連続で全8エリアが上昇。東京23区、神奈川県他、さいたま市、埼玉県他、千葉県他の計5エリアで、17年1月以降の最高額を更新した。東京23区では、面積帯別で30㎡以下から70㎡超まで、築年帯別で10年以下から40年超まで、全てのタイプで前年同月を上回る価格となった。エリアごとの平均価格は、東京23区4855万円(0・6%増)、東京都下3094万円(1・1%減)、横浜市・川崎市3268万円(0・1%減)、神奈川県他2506万円(0・1%増)、さいたま市3376万(0・4%増)、埼玉県他2559万円(1・1%増)、千葉県西部2816万円(0・7%減)、千葉県他1949万円(2・4%増)。
新築戸建ての平均価格は、11カ月連続で全8エリアで前年同月を上回った。東京都、神奈川県、千葉県の合計6エリアで17年1月以降の最高額となった。エリアごとの平均価格は、東京23区6784万円(1・2%増)、東京都下4731万円(0・3%増)、横浜市・川崎市5147万円(0・7%増)、神奈川県他3978万円(0・9%増)、さいたま市4394万円(0・8%増)、埼玉県他3573万円(横ばい)、千葉県西部4133万円(0・6%増)、千葉県他3160万円(0・6%増)。
(提供:日刊不動産経済通信)