新規売り物件の登録件数が2カ月連続増
2022年11月22日
―4レインズの活用状況、全エリアで増加
不動産流通推進センターは21日、全国の指定流通機構による10月のレインズシステムの活用状況をまとめた。売り物件の新規登録件数は11万3385件(前年同月比4・4%減)で、31カ月連続で前年を下回ったが、前月比では5・2%増加で、2カ月連続増となった。総登録件数は31万3915件(8・5%増)で、5カ月連続で前年より増加が続いている。
売り物件の新規登録を取引態様別にみると、媒介契約7万6391件(13・9%減)、売主3万4731件(21・3%増)、代理2263件(69・1%増)だった。媒介契約の内訳は、専属専任1万1865件(11・5%減)、専任3万9357件(7・7%減)、一般2万5169件(22・8%減)だった。地域別では、全エリアで増加。前月比で首都圏は5・7%増の5万1750件、近畿圏は1・7%の1万8605件、中部圏は11・0%増の8709件だった。
売り物件の成約報告件数は、1万5606件(6・1%減)で、16カ月連続で前年を割った一方で、前月から5・2%増と2カ月連続の増加。取引態様別では、媒介契約1万2971件(8・5%減)、売主2573件(8・0%増)、代理62件(11・4%減)。物件種別では、前月比でマンションが2・6%増の6150件、一戸建てが7・8%増の5691件、土地が6・3%増で3291件。首都圏は5・2%増で5768件、近畿圏は4・9%増の3869件となった。
賃貸物件は、新規登録件数25万8525件(16・3%減)で、8カ月連続して前年同月より減少したが、前月比2・4%増で2カ月連続で増加した。成約報告件数は3万402件(0・6%増)と前年同月より7カ月連続の増加となった。
(提供:日刊不動産経済通信)