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首都圏全域で中古Mと新築戸建価格上昇

2022年12月01日

―アットホーム調べ、23区の中古M最高値

 アットホームは、首都圏で10月の中古マンションと新築戸建の価格動向をこのほどまとめた。中古マンションは前月比1・0%増の3863万円、新築戸建は前月と比べて0・5%増の4488万円と上昇が続いた。どちらも1都3県の全8エリアで価格は前年同月より上昇し、中古マンションは東京23区を始め、8エリア中7エリアで17年の調査開始から最高値を更新。新築戸建も神奈川県他が初めて4000万円台に到達するなど8エリア中5エリアで最高値を記録した。

 中古マンションは、東京23区4909万円(前年同月比8・8%増)、横浜市・川崎市3313万円(9・2%増)、神奈川県他2535万円(17・7%増)、さいたま市3438万円(15・7%増)、埼玉県他2588万円(14・9%増)、千葉県西部2854万円(13・1%増)、千葉県他1971万円(11・9%増)の7エリアが最高値。東京都下のみ3112万円(13・5%増)で、これまでで2番目の高値だった。前月比でも東京都下を除く7エリアで1%以上の大きな上昇がみられた。

 新築戸建は、東京都下4739万円(8・1%増)、横浜市・川崎市5180万円(10・3%増)、神奈川県他4028万円(9・9%増)、埼玉県他3603万円(6・0%増)、千葉県西部4177万円(8・4%増)の5エリアで過去最高値。東京23区6742万円(12・5%増)、さいたま市4395万円(6・0%増)、千葉県他3152万円(7・9%増)。

 アットホームラボ・データマーケティング部の磐前淳子部長は、「価格が低下する兆候はみられず、不動産価格の高値はしばらく続きそうだ」と見通した。

(提供:日刊不動産経済通信)

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