本当に住みやすい街1位に「西八王子」
2022年12月19日
―アルヒ、住宅価格の抑制と発展性を評価
アルヒは、首都圏1都3県を対象とした「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023」を発表した。1位は「西八王子」(JR中央本線)が獲得。住宅の価格がまだ抑えられているエリアで、駅周辺の買い物施設の充実や、近くの八王子IC付近に次世代型複合商業施設が開業を控える発展性などが評価された。2位は千葉県の「流山おおたかの森」(首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス)、3位は「新小岩」(JR総武線)だった。
同社の住宅ローンを利用した購入物件データ(21年8月~22年7月の1年間、借り換えを除く)を集計して、住環境、交通利便性、教育・文化環境、コストパフォーマンス、発展性の5つの選定基準で、住宅専門家が選んだ。住宅評論家の櫻井幸雄氏(委員長)、不動産コンサルタントの岡本郁雄氏が選定委員を務めた。4位から10位には、「保谷」(西武池袋線)、「辻堂」(JR東海道線)、「柏」(JR常磐線)、「新川崎」(JR横須賀線)、「川越」(東武東上本線)、「東村山」(西武新宿線)、「鶴ケ峰」(相模鉄道本線)が続いた。また、高齢者が住みやすい街を基準としたシニアランキングでは1位が「浜町」(都営地下鉄新宿線)、2位が「西白井」(北総鉄道北総線)、3位が「大泉学園」(西武池袋線)だった。
櫻井氏は「地味な駅が多かったものの、消費者は落ち着いた価格の場所で、より良い住環境を探していることがよく分かるランキングになった」と総評した。岡本氏は「ライフスタイルの多様化もあり、時間を効率的に使える街に注目が集まっている」とまとめた。イベントには特別ゲストとして、実業家でタレントのROLAND氏とタレントの南明奈氏が登壇した。
(提供:日刊不動産経済通信)