23区の中古M・新築戸建が最高価格記録
2022年12月27日
―アットホーム調べ、首都圏は高価格続く
アットホームは、11月の首都圏の中古マンションと新築戸建の価格動向をまとめた。中古マンションは17カ月連続、新築戸建は13カ月連続で、首都圏8エリア全ての平均価格が前年を超えた。特に、東京23区の中古マンションは4912万円(前年同月比8・0%増)、新築戸建は6806万円(10・5%増)と17年の調査開始以来、最高価格を記録した。
首都圏全体の中古マンションの平均価格は前月より0・4%上昇の3879万円。全8エリアで前年の価格を上回ったが、前月と比べてさいたま市3406万円(13・8%増)と埼玉県他2584万円(14・3%増)を除く6エリアで価格が上昇した。東京都下3136万円(12・6%増)、横浜市・川崎市3338万円(8・1%増)、神奈川県他2553万円(17・0%増)、千葉県西部2894万円(15・1%増)、千葉県他1980万円(14・1%増)。東京23区を含めた6エリアは調査開始以来、最高価格となった。10月の7エリアの価格は前月比1%超だった勢いは鈍化したが、全体的な価格の上昇傾向が続いている。
新築戸建の平均価格は、前月より0・1%上昇の4492万円だった。8エリア全てで前年より上昇し、東京23区に加え、横浜市・川崎市5188万円(8・6%増)、さいたま市4446万円(7・2%増)、埼玉県他3618万円(6・2%増)、千葉県西部4219万円(9・3%増)の5エリアで最高価格を更新。各都県の中心都市の上昇率は、周辺エリアより前月比で高かった。他3エリアは、東京都下4677万円(5・2%増)、神奈川県他4005万円(9・2%増)、千葉県他3159万円(7・6%増)。
(提供:日刊不動産経済通信)