22年のマンション市場動向・近畿圏、発売は5・8%減の1・7万戸
2023年01月27日
―㎡単価は10年連続アップして最高値更新
近畿圏(2府4県)で22年1年間に新規発売された分譲マンション戸数は、前年比5・8%減の1万7858戸となった。初月の月間平均契約率は前年比2・9㌽アップの72・7%で、2年ぶりに好調ラインの70%を上回った。
エリア別の発売戸数をみると、大阪市部が前年比9・8%増の7167戸、大阪府下が7・7%減の3599戸、神戸市部が38・3%減の1506戸、兵庫県下が29・0%減の1993戸、京都市部が29・1%増の1973戸、京都府下が43・0%減の331戸、奈良県が60・6%増の334戸、滋賀県が12・3%減の744戸、和歌山県が93・6%増の211戸。
平均価格は前年比1・6%上昇の4635万円、㎡単価は3・1%上昇の77・4万円。平均価格は5年連続のアップ、単価は10年連続のアップ。平均価格は1991年(5552万円)以来の高値、㎡単価は73年の調査開始以来の最高値を2年連続で更新した。
平均専有面積は1・3%縮小の59・89㎡。22年末現在の販売在庫は前年末比11・3%減の3905戸。このうち建物竣工済みの完成在庫は26・3%増の1722戸。
23年の新規発売戸数は前年比0・8%増の1万8000戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)