ライフル、ユーザーが選んだ住みたい街
2023年02月16日
―「買う」は勝どき、「借りる」は本厚木
ライフルは、運営する不動産・住宅情報サイトに寄せられた実際の問い合わせ数から算出した「2023年 ライフルホームズ みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」をこのほど発表した。「借りて住みたい」ランキングは、「本厚木」が3年連続のトップで、「買って住みたい」ランキングの1位は4年連続で「勝どき」となった。ライフルホームズ総研の中山登志朗副所長は、「『買う』場合は都心と郊外の二極化が鮮明に、『借りる』際には都心から郊外へ向く流れが続いている」と話している。
借りて住みたい街ランキングは、2位に「大宮」(前年同じ)、3位は「八王子」(4位)だった。10位までに、東京23区内の駅は6位の「葛西」(前年同じ)のみとなり、物価高やテレワークの定着を受けて賃貸ニーズの郊外化が続いている。都心の賃貸需要も徐々に回復傾向で、「池袋」の12位(前年同じ)、「荻窪」の15位(14位)などは上位。他に、急上昇した駅に「笹塚」の71位(114位)もあった。
一方、「買って住みたい」は「勝どき」の次いで、2位「横浜」(3位)、3位「平塚」(5位)がランクインした。上位では5位の「田町」(61位)が前回から大きく上昇。他に、久々に大規模な物件開発のあった「半蔵門」11位(240位)、「浜松町」25位(188位)、「麻布十番」28位(338位)、「神保町」91位(1210位)などは大きく注目度が上がった。神奈川県では、3位の「平塚」に続いて「茅ケ崎」が4位(20位)に入り、湘南エリアが揃って上位だった。今後は、資材価格やエネルギー価格の高騰による新築住宅の価格上昇から、比較的に安価な準近郊・郊外の住まい探しが増えることを予想している。
(提供:日刊不動産経済通信)