売り物件の新規登録と成約が前年上回る
2023年03月22日
―4レインズ、賃貸含む新規登録前年超え
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構による2月のレインズシステムの活用状況をまとめた。売り物件の新規登録件数は10万6121件(前年同月比25・9%増)で2カ月連続で前年を上回った。成約報告件数は1万4986件(0・5%増)と前年超えに転じた。総登録件数は34万3520件(15・0%増)で、9カ月連続の前年増加。賃貸も含む新規登録は36万6337件(2・6%増)で14カ月ぶりに前年を上回った。総登録件数は83万2410件(0・7%減)で19カ月ぶりの前年割れだった。
売り物件の新規登録の取引態様別物件数は、媒介契約が6万9034件(17・3%増)、売主が3万5389件(45・1%増)、代理が1698件(58・8%増)。エリア別では首都圏が5万1170件(36・1%増)と大幅に増加。ほか近畿圏1万8413件(17・0%増)、中部圏7542件(11・9%増)など、四国1238件(28・3%減)を除く全エリアで増加した。
成約報告の件数は取引態様別に、媒介契約が1万2227件(2・2%減)、売主が2698件(14・7%増)、代理が61件(3・4%増)だった。エリア別では、首都圏5731件(0・9%減)、近畿圏3616件(前年同月と同数)など、ほぼ横ばいだったエリアが多かった一方、中部圏は1430件(9・5%増)と前年より増加がみられた。
賃貸物件の新規登録は26万216件(4・7%減)で12カ月連続の前年割れ。成約報告件数は4万2510件で前年同月より多い状況が3カ月続いた。総登録件数は48万8890件(9・3%減)で6カ月連続で前年を下回った。
(提供:日刊不動産経済通信)