中古Mの管理費・積立金は3・6%上昇
2023年05月29日
―東日本レインズ、大規模物件は高額傾向
東日本不動産流通機構は、22年度の「首都圏中古マンションの月額管理費・修繕積立金」をまとめた。22年度に同機構を通じて成約した首都圏中古マンションの月額の管理費は、戸当たりで1万2480円(前年度比159円増)、修繕積立金1万1474円(310円増)となり、合わせて2万3954円(469円増)だった。㎡当たりの管理費は197円(2・9%増)、修繕積立金は181円(4・4%増)で、合計は378円(3・6%増)だった。
戸当たりで月額の管理費と修繕積立金をエリア別にみると、東京都区部の管理費は1万3790円(25円減)、修繕積立金は1万1082円(346円増)。横浜・川崎は1万1897円(33円減)、修繕積立金は1万2458円(482円増)となった。築年数別では、築10年以内は月額管理費が1万5309円(619円増)、修繕積立金が9433円(372円増)だった。管理費は築11年以上に経年化するにつれて低下し、修繕積立金は築11年以上30年は1万3000円台まで上昇している。
規模別では、月額の管理費について50戸未満が1万3154円(31円減)。50~99戸は最も低く1万1886円(149円減)、100~149戸は1万2201円(67円増)、150~199戸は1万2959円(79円増)、200戸以上は1万4750円(572円増)の最高値だった。修繕積立金も同様の傾向で、50戸未満が1万1974円(280円増)。50~99戸が最低で1万1210円(162円増)、100~149戸が1万1367円(188円増)、150~199戸が1万1819円(225円増)、200戸以上は1万2430円(635円増)で最高だった。
(提供:日刊不動産経済通信)