アットH、賃貸で電子署名の需要増加へ
2023年07月12日
アットホームは、書類のオンライン化や電子サインの実態と今後の希望を調査した。物件購入時の書類のやり取りは「対面(手渡し)」が85・8%だった。今後も「対面」の希望は76・0%で、依然として高いニーズがみられた。賃貸の契約・更新・解約では、「電子サインを経験」の回答が9・6~14・1%だった一方、今後は「電子サインを希望」する回答が21・3~32・1%と、どの段階でも10㌽以上多く、電子サインのサービスが今後は求められていくと分析した。
調査は、21年8月以降に物件の購入や賃貸物件を契約・更新・解約した全国の18~59歳の814人に実施した。消費者の意向をみると、物件購入と賃貸契約など取引の際の不動産会社とのやり取りで「大変」「面倒」なことは「手続きのためだけに足を運ぶ」が最多だった。特に購入や賃貸の契約は38%台と多かった。また、賃貸の更新と解約で「書類等の確認」「署名・捺印」「書類の返送」のオンライン化を希望する回答は30%近くみられた。
(提供:日刊不動産経済通信)