6月のマンション市場動向・首都圏、6月発売は横ばいの1906戸
2023年07月21日
―都区部の発売36%増、契約率は70%割れ
不動産経済研究所が20日にまとめた6月の首都圏の分譲マンション市場動向によると、供給戸数は1906戸で、前年同月の1913戸に比べ0・4%減とほぼ横ばいになった。前年同月比で減少するのは8カ月連続。エリア別にみると、都区部(36・4%増)と千葉県(55・8%増)が大幅に伸ばした一方、都下、神奈川県、埼玉県は減少した。
新規供給に対する契約戸数は1292戸で、初月契約率は67・8%。前年同月(67・6%)との比較では0・2㌽アップしたが、5カ月ぶりに70%台を下回った。
平均価格は6550万円、㎡単価は104・1万円。平均価格は前年同月比1・6%の上昇、単価も4・5%の上昇。平均価格、単価ともに4カ月連続のアップとなった。エリア別では、都下、神奈川県、千葉県が平均価格、単価ともに上昇している。
専有面積は62・92㎡で、前年同月比2・8%の縮小。即日完売は3物件・16戸(シェア0・8%)、フラット35登録物件戸数は1706戸(89・5%)。6月末時点の在庫は4951戸で、前月末の4936戸に比べ15戸増加している。
7月は3000戸前後の供給を見込んでいる。
(提供:日刊不動産経済通信)