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売り物件の成約が2カ月連続で前年超え

2023年08月22日

―4レインズ活用、23年は登録の増加続く

 不動産流通推進センターは21日、全国の指定流通機構(レインズ)による7月のレインズシステムの活用状況をまとめた。売り物件の7月の成約件数は1万6118件(前年同月比6・3%増)で、前年実績を2カ月連続で上回った。売り物件の新規登録件数は12万1526件(18・9%増)、総登録件数が37万6802件(24・1%増)で、23年に入ってから大幅な増加が続いている。

 売り物件のうち新規登録された物件を取引態様別にみると、媒介契約7万6558件(11・4%増)、売主4万3027件(34・2%増)、代理1941件(30・9%増)だった。地域別では、首都圏が5万8158件(26・2%増)と登録物件の増加を牽引した。このほか近畿圏2万251件(15・1%増)、九州8976件(17・9%増)、北海道4740件(28・9%増)など多くの地域で前年より大きく増加した。

 成約報告があった物件の取引態様別の詳細は、媒介契約1万3230件(3・2%増)、売主2818件(23・2%増)、代理70件(0・4%増)だった。地域別でみると、首都圏6000件(4・4%増)、近畿圏3996件(8・2%増)、中部圏1391件(12・7%増)と三大都市圏を始めとして、東北626件(4・0%減)以外の全てのエリアで、前年以上の成約件数だったため、全国でも増加した。

 賃貸物件をみると、新規登録件数は23万1885件(8・7%減)、成約報告件数は3万1286件(4・7%増)だった。新規登録は7カ月連続、成約は3カ月連続の前年超え。一方、総登録件数は49万2176件(9・9%減)で、前年割れが11カ月続いている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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