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8月のマンション市場動向・首都圏、発売は26・4%増の1469戸

2023年09月21日

―本社調べ、価格と単価は6カ月連続上昇

 不動産経済研究所は20日、8月の首都圏(1都3県)新築分譲マンション市場動向を発表した。供給戸数は1469戸で、前年同月の1162戸に比べ26・4%増と、2カ月連続の増加となった。また初月契約率は68・6%で前年同月比では6・6㌽アップしている。

 供給物件数は103物件と、前年同月の94物件を9物件上回り、100戸以上発売した物件は1件だった(前年同月ゼロ)。また全103物件のうち、初回売り出し物件(単発物件を含む)は16物件・639戸で、前年同月の17物件・482戸と比較し、物件数は1物件下回るも、戸数は157戸上回っている。供給をエリア別にみると、埼玉県と千葉県が減少した一方、都区部、都下、神奈川県は増加している。都区部は73・7%増の858戸で、シェアは58・4%であった。

 新規供給に対する契約戸数は1008戸で、初月契約率は68・6%。前年同月の62・0%に比べ6・6㌽アップするも、2カ月ぶりに70%を下回った。エリア別では都区部が唯一70%台に乗せた一方、都下と千葉県は50%台、埼玉県は30%台と低迷した。

 戸当たり平均価格は7195万円で前年同月(6102万円)比1093万円(17・9%)の上昇、㎡単価も114・9万円で同(96・3万円)比18・6万円(19・3%)上昇している。平均価格と単価ともに6カ月連続の上昇。エリア別では、神奈川県が平均価格と単価ともに下落した一方、都区部、都下、千葉県はいずれも上昇している。

 平均専有面積は62・60㎡で、前年同月に比べて1・2%の縮小。即日完売は3物件・26戸(シェア1・8%)。フラット35登録物件戸数は1347戸(91・7%)。8月末時点の販売在庫は4712戸で、前月末比138戸減少し、5カ月連続の4000戸台となった。

 なお、9月の供給は2500戸前後を見込んでいる。

(提供:日刊不動産経済通信)

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