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中古Mの価格は40カ月連続で前年上回る

2023年10月12日

―4レインズ動向、戸建は6カ月連続下落

 不動産流通推進センターは10日、9月に全国の指定流通機構(レインズシステム)に成約報告があった売買の取引事例のうち、既存住宅の動向を公表した。中古マンションの成約価格は3657万円(前年同月比5・54%増)だった。成約㎡単価は55・16万円(5・73%増)。ともに40カ月連続で前年同月より上昇した。成約件数は、5987件(3・47%増)。中古戸建住宅の成約価格は2640万円(0・90%減)で、6カ月連続で前年同月を下回った。成約件数は3568件(5・66%増)だった。

 地域別で中古マンションの成約価格をみると、首都圏が4658万円(5・08%増)で、上昇が続いた。近畿圏は2861万円(4・76%増)、中部圏で2528万円(9・06%増)、九州・沖縄では2259万円(1・85%増)を始めとして、10エリアのうち8エリアで前年から上昇となった。成約件数では、首都圏の3102件(5・62%増)や中部圏の402件(7・20%増)、九州・沖縄で408件(13・02%増)など6エリアで前年より増加した。近畿圏は1403件(1・68%減)で前年割れだった。

 中古戸建住宅の成約価格は地域別に、首都圏で4011万円(1・70%増)、近畿圏が2384万円(5・07%増)、中部圏は2397万円(3・81%増)と三大都市圏は上昇した。一方で、九州・沖縄は1945万円(9・45%減)、北海道が1975万円(7・88%減)を始め5エリアで前年を下回った。成約件数では、首都圏の1038件(1・42%減)と東北で178件(5・82%減)は前年割れだったが、近畿圏の963件(8・81%増)や中部圏の296件(0・34%増)など8エリアで前年同月を上回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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