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10月のマンション市場動向・近畿圏、発売は39・0%減の1293戸

2023年11月21日

―契約率は78・0%と3カ月連続の70%超

 近畿圏(2府4県)の10月の新築分譲マンション供給戸数は前年同月比39・0%減の1293戸となり、2カ月ぶりに前年実績を下回った。

 供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が30・0%減の671戸、大阪府下が19・2%減の312戸、神戸市部が60・1%減の75戸、兵庫県下が55・4%減の136戸、京都市部が52・2%減の77戸、京都府下が96・0%減の2戸、奈良県が65・8%減の13戸、滋賀県が79・4%減の7戸。全エリアで前年同月を大幅に下回った。

 初月契約率は前年同月比3・6㌽アップの78・0%と、3カ月連続で好調ラインの70%を上回った。

 平均価格は28・3%下落の3851万円。㎡単価は5・4%下落の79・0万円。平均価格は2カ月連続のダウン、単価は2カ月ぶりのダウン。投資用が全体の44・2%を占めており、価格は大幅下落、専有面積は大幅縮小となった。加えて前年同月は大阪市内タワーが数多く供給されたため、単価でも下落となった。

 10月末時点の販売在庫は2666戸で、前月末比96戸の減少、前年同月末比では876戸の減少となっている。

 11月の供給は1500戸程度となる見通し。

(提供:日刊不動産経済通信)

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