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12月のマンション市場動向・近畿圏、発売は31・7%増の3888戸

2024年01月26日

―投資用と郊外ファミリー物件大量供給

 近畿圏の23年12月の新築分譲マンション供給戸数は前年同月比31・7%増の3888戸となり、3カ月ぶりに前年実績を上回った。

 供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が前年同月比36・5%増の1809戸、大阪府下が79・0%増の741戸、神戸市部が60・4%減の99戸、兵庫県下が25・2%増の323戸、京都市部が31・2%減の320戸、京都府下が123・1%増の58戸、奈良県が580・0%増の170戸、滋賀県が150・8%増の296戸、和歌山県が1・4%増の72戸。投資用と郊外ファミリー物件の大量供給により当初予測戸数よりも大幅に上振れし、05年10月(4103戸)以来、12月としては1990年(3919戸)以来の高水準となった。

 初月契約率は前年同月比1・4㌽ダウンの73・4%と、2カ月ぶりに好調ラインの70%を上回った。平均価格は15・2%上昇の4615万円。㎡単価は7・4%上昇の81・0万円。平均価格、単価ともに2カ月連続のアップ。単価は12月としては1990年(93・1万円)以来の高値。

 23年12月末時点の販売在庫は3461戸で、前月末比696戸の増加、前年同月末比では444戸の減少となっている。

 1月の供給は1000戸程度となる見通し。

(提供:日刊不動産経済通信)

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