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23年のマンション市場動向・近畿圏、発売は13・8%減の1・5万戸

2024年01月26日

―価格91年以来の高値、単価は高値更新

 近畿圏(2府4県)で23年1年間に新規発売された新築分譲マンション戸数は、前年比13・8%減の1万5385戸となった。初月の月間平均契約率は、前年比1・3㌽ダウンの71・4%。2年連続で好調ラインの70%を上回っている。

 エリア別の発売戸数をみると、大阪市部が前年比8・9%減の6529戸、大阪府下が17・4%減の2972戸、神戸市部が35・5%減の971戸、兵庫県下が15・0%減の1695戸、京都市部が30・8%減の1365戸、京都府下が23・0%増の407戸、奈良県が41・9%増の474戸、滋賀県が15・5%増の859戸、和歌山県が46・4%減の113戸。

 平均価格は前年比0・7%上昇の4666万円、㎡単価は2・1%上昇の79・0万円。平均価格は6年連続のアップ、単価は11年連続のアップ。平均価格は1991年(5552万円)以来の高値、㎡単価は1973年の調査開始以来の最高値を3年連続で更新した。

 平均専有面積は1・4%縮小の59・04㎡。23年末の販売在庫は前年末比11・4%減の3461戸。このうち建物竣工済みの完成在庫は5・2%減の1633戸。

 24年の新規発売戸数は前年比7・2%増の1万6500戸程度となる見通し。

(提供:日刊不動産経済通信)

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