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首都圏の中古M、2月は前月比プラスに

2024年03月22日

―カンテイ、12カ月ぶり上昇傾向へ転換

 東京カンテイは21日、2月の中古マンション売り出し希望価格(70㎡換算)をまとめた。首都圏の平均価格は4707万円(前年同月比3・3%減)で、前月と比べると0・7%増の上昇だった。前月比での価格上昇は12カ月ぶり。主任研究員の髙橋雅之氏は、首都圏全体の事例に対して「東京都の割合が縮小していた傾向が、春商戦に向けて前月より0・4㌽増の48・5%と増加に転じたことが影響した」と話す。

 東京都は6424万円(0・3%減)で、前月より0・1%増とわずかながらも強含みだった。神奈川県も3648万円(0・5%減)と、前月比では1・1%増で、5カ月ぶりに上昇へ転じた。一方、埼玉県の2945万円(3・4%減)は前月比が0・7%減で、千葉県の2721万円(3・8%減)も前月比が0・4%減と揃って下落だった。埼玉県は、前月割れが5カ月連続で続いている。

 首都圏の中心都市では、東京23区の7204万円(3・3%増)が、前月比0・3%増と上昇傾向だった。特に都心6区は1億1380万円(13・4%増)と前月からも2・2%の上昇で、都心物件の売り出しも増えたという。横浜市は3835万円(0・8%増)で前月比が1・5%増、千葉市は2585万円(3・4%増)で前月比が1・7%増と、それぞれ前年同月比、前月比ともに上昇した。髙橋氏は、「売買が活発な春を過ぎた後の在庫や価格改定の状況によっては、24年後半頃に中古マンション市場動向の潮目が変わる可能性がある」と語った。中心都市では首都圏で唯一、さいたま市の3672万円(4・0%減)が、前月からも0・9%減だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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