2月のマンション市場動向・近畿圏、発売は27・1%増の1059戸
2024年03月22日
―単価は117・3万円で最高値を更新
近畿圏(2府4県)の2月の新築分譲マンション供給戸数は前年同月比27・1%増の1059戸となり、3カ月連続で前年実績を上回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が13・0%増の409戸、大阪府下が331・5%増の384戸、神戸市部が27・8%減の70戸、兵庫県下が48・1%減の55戸、京都市部が172・7%増の90戸、滋賀県が4・3%増の48戸、和歌山県が3戸。
初月契約率は前年同月比25・5㌽アップの77・1%と、2カ月ぶりに好調ラインの70%を上回った。
平均価格は前年同月比46・4%上昇の7398万円。㎡単価は47・2%上昇の117・3万円。平均価格、単価ともに4カ月連続のアップ。梅田周辺の大規模再開発で注目の「グラングリーン大阪THE NORTH RESIDENCE」が発売を開始し、即日完売となった。これにより契約率・平均価格・単価を大幅に押し上げた。平均価格は1991年8月(8049万円)以来の高値。単価は1973年の調査開始以来の最高値を更新した。
2月末時点の販売在庫は3043戸で、前月末比222戸の減少、前年同月末比では520戸の減少となっている。
3月の供給は1400戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)