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ペアローンは他世代より若年層1・5倍

2024年05月01日

―三井住友信託銀、物件の高額化に対応

 三井住友信託銀行の「三井住友トラスト・資産のミライ研究所」は、全国の20~69歳の1万人超を対象として1月に実施したアンケート調査から住宅ローン事情を公表した。住宅ローン利用経験者で、ペアローンは全年代で10・8%。そのうち、20歳代のペアローンの利用者は16・5%、30歳代で18・6%と他の年代より1・5倍の水準だった。調査ではペアローンなら借入金額が高額化し、不動産価格が上昇する市況でも理想の住まい探しのために利用されるとみている。

 調査では、持ち家は20歳代で15・6%、30歳代で30・7%、40歳代で43・3%、50歳代で56・6%、60歳代で74・8%。年齢の上昇で持ち家比率も上昇した。全世代の持ち家層のうち、自身での購入は75・2%で、住宅ローンの利用経験者は76・3%だった。頭金は「ゼロ(なし)」が27・6%、「1割」が21・9%。1割程度以下の頭金は30歳代で6割を超え、調査で住宅購入の「主流であることを確認」とした。単独ローンの当初借入額の中央値は1世帯で約2373万円、ペアローンの中央値が約2833万円だった。特に20歳代では、ペアローンの借入額が単独ローンの約1・9倍の借入額と大きな差がみられた。

 住宅ローンの返済設定期間は、「35年以上」が全世代で7・8%。20歳代では23・1%と全年代平均の3倍近い割合で、顕著に多かった。金利形態は変動金利が57・9%、固定金利が33・7%で、特に30歳代では、変動金利が64・3%と比率が高かった。住宅ローンの借入額が大きくなると、変動金利の割合は増加。3000万円未満で5割を下回ったが、3000万円以上だと変動金利が6割を超える水準だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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