5月のマンション市場動向・近畿圏、発売は2・6%増の1051戸
2024年06月20日
―価格・単価ともに5月の最高値を更新
近畿圏(2府4県)の5月のマンション供給戸数は前年同月比2・6%増の1051戸となり、6カ月連続で前年実績を上回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が前年同月比8・1%減の318戸、大阪府下が44・0%増の314戸、神戸市部が66・4%減の76戸、兵庫県下が329・3%増の176戸、京都市部が12・0%減の88戸、京都府下が233・3%増の40戸、奈良県が70・8%減の14戸、滋賀県が13・8%減の25戸。大阪府下、兵庫県下の郊外ファミリー物件の供給増が大阪市部、神戸市部の供給減を上回った。
初月契約率は前年同月比7・7㌽アップの68・7%と、2カ月連続で好調ラインの70%を下回った。
平均価格は前年同月比14・8%上昇の5750万円。㎡単価は7・3%上昇の85・7万円。平均価格は2カ月ぶりのアップ、単価は7カ月連続のアップ。価格、単価ともに5月としては調査開始(1973年)以降の最高値を更新。5月末時点の販売在庫は2696戸で、前月末比26戸の減少、前年同月末比では709戸の減少となっている。
6月の供給は1200戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)