首都圏の中古M㎡単価は50カ月連続上昇
2024年07月11日
―東日本レインズ、東京都区部の牽引続く
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、6月の不動産流通市場の動向を公表した。首都圏で中古マンションの成約件数は3259件(前年同月比4・8%増)だった。成約㎡単価は77・95万円(7・9%増)で50カ月連続で前年同月を上回った。成約価格の4956万円(7・5%増)は、49カ月連続の前年超え。中古戸建住宅は、成約件数が1302件(14・4%増)と前年比で2ケタ増。成約価格は4016万円(7・1%増)だった。
中古マンションを地域別にみると、成約件数は東京都区部の1528件(7・3%増)で13カ月連続を始め、5エリアで前年比増加だった。横浜市・川崎市を除く神奈川県他は179件(4・3%減)で前年割れ。成約㎡単価は、東京都区部が112・50万円(7・3%増)で、首都圏全体と同じく50カ月連続で前年を上回った。多摩の55・47万円(11・0%増)の2ケタ増を含め5エリアが前年比で上昇。埼玉県のみ42・15万円(0・9%減)で、3カ月ぶりに前年同月を下回った。首都圏の新規登録件数は1万5845件(4・4%減)、在庫件数は4万4722件(2・5%減)。
中古戸建住宅は地域別の成約件数が、東京都区部の275件(50・3%増)は大幅増だった。横浜市・川崎市も165件(10・7%増)と2ケタ増で、多摩の181件(1・6%減)を除いて5エリアが増加した。成約価格は東京都区部の7112万円(6・1%増)を始め5エリアが前年から上昇。埼玉県の2292万円(10・4%減)のみ前年を割れた。首都圏全体で新規登録件数は6140件(10・8%増)、在庫件数は2万1623件(22・3%増)だった。
(提供:日刊不動産経済通信)