6月のマンション市場動向・近畿圏、6月は25・6%減の1030戸
2024年07月23日
―価格・単価ともに6月の最高値を更新
近畿圏の6月のマンション供給戸数は前年同月比25・6%減の1030戸となり、7カ月ぶりに前年実績を下回った。エリア別にみると、大阪市部が51・7%減の342戸、大阪府下が39・4%減の129戸、神戸市部が391・7%増の295戸、兵庫県下が62・2%減の45戸、京都市部が29・6%増の162戸、京都府下が37・5%減の5戸、奈良県が81・8%減の2戸、滋賀県が63・5%減の50戸。神戸市部と京都市部以外の全エリアで前年同月を下回った。
初月契約率は、前年同月比0・3㌽ダウンの75・3%と、3カ月ぶりに好調ラインの70%を上回った。
平均価格は、前年同月比32・1%上昇の5629万円。㎡単価は35・2%上昇の108・0万円。価格は2カ月連続、単価は8カ月連続のアップ。価格、単価ともに大幅上昇し、6月としては調査開始(1973年)以降の最高値を更新。6月末時点の販売在庫は2651戸で、前月末比45戸の減少、前年同月末比では630戸の減少となっている。
7月の供給は1000戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)