首都圏の中古Mは成約価格が5千万円台
2024年08月20日
―東日本レインズ、成約件数は前年割れ
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は19日、7月の不動産流通市場の動向を公表した。首都圏の中古マンション成約件数は3193件(前年同月比1・3%減)で14カ月ぶりに前年割れだった。成約㎡単価は78・97万円(9・8%増)、成約価格は5049万円(10・7%増)で3カ月ぶりの5000万円台。中古戸建住宅は成約件数が1246件(7・9%増)、成約価格は3900万円(1・4%増)だった。
中古マンションの成約件数を地域別にみると、東京都区部が1425件(3・2%減)、横浜市・川崎市が497件(10・0%減)、横浜市・川崎市を除いた神奈川県他が199件(10・0%減)と前年割れだったが、東京・多摩が321件(13・8%増)、埼玉県が378件(12・2%増)と2ケタ増だった。成約㎡単価は、東京都区部の118・43万円(14・9%増)を始め全エリアで上昇した。多摩が55・79万円(9・0%増)、千葉県が40・72万円(7・2%増)、神奈川県他が45・86万円(9・0%増)と上昇した。
中古戸建住宅のエリア別動向では、成約件数は東京都区部が233件(8・4%増)と増加だったほか、多摩が178件(14・1%増)、埼玉県が260件(13・0%増)、神奈川県他が145件(13・3%増)と2ケタ増。横浜市・川崎市のみ前年を下回って180件(2・7%減)だった。成約価格は、東京都区部が6576万円(2・7%増)のほか、横浜市・川崎市が4536万円(0・8%)で若干の上昇、千葉県が2766万円(15・4%増)と2ケタ増だった。一方、多摩の3688万円(3・9%減)を始め3エリアは前年同月を下回った。
(提供:日刊不動産経済通信)