7月のマンション市場動向・近畿圏、発売は82・1%増の1524戸
2024年08月21日
―京都市と奈良県以外のエリアで大幅増
近畿圏(2府4県)の7月のマンション供給戸数は前年同月比82・1%増の1524戸となり、2カ月ぶりに前年実績を上回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が前年同月比54・3%増の497戸、大阪府下が144・3%増の469戸、神戸市部が226・3%増の124戸、兵庫県下が105・3%増の232戸、京都市部が22・2%減の84戸、京都府下が133・3%増の14戸、奈良県が97・6%減の1戸、滋賀県が607・7%増の92戸、和歌山県が266・7%増の11戸。京都市部と奈良県以外のエリアで前年同月を大幅に上回った。
初月契約率は、前年同月比15・5㌽アップの82・2%と、2カ月連続で好調ラインの70%を上回った。
平均価格は前年同月比4・1%下落の4975万円。㎡単価は2・6%下落の78・6万円。平均価格は3カ月ぶりのダウン、単価は9カ月ぶりのダウン。価格・単価の下落は供給に占めるタワー物件など高価格・高単価物件の比率が低かったため。
7月末時点の販売在庫は2548戸で、前月末比103戸の減少、前年同月末比では493戸の減少となっている。
8月の供給は900戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)