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7月のマンション市場動向・首都圏、発売は42・3%減の1496戸

2024年08月21日

―本社調べ、神奈川県以外で大幅に減少

 不動産経済研究所は20日、7月の首都圏(1都3県)マンション市場動向を発表した。供給戸数は1496戸で、前年同月の2591戸に比べ42・3%減と、4カ月連続の減少となった。また初月契約率は70・9%で前年同月比では3・9㌽ダウンするも、4カ月ぶりの70%台となっている。

 7月の供給125物件・1496戸は前年同月(133物件・2591戸)と比べると、物件数では8物件減少している。そのうち100戸以上発売した物件はゼロだった(前年同月5物件)。また初回売り出し物件(単発物件を含む)は14物件・493戸、シェア33・0%で、前年同月の23物件・1169戸(シェア45・1%)を物件数では9物件、戸数では676戸下回っている。供給をエリア別にみると、神奈川県が前年同月比で唯一増加した一方、都区部(60・5%減)、都下(30・2%減)、埼玉県(50・5%減)、千葉県(47・0%減)は軒並み大幅に減少している。都区部のシェアは40・7%で、前年同月の59・5%から18・8㌽のダウンとなった。

 新規供給に対する契約戸数は1061戸で、初月契約率は70・9%。前年同月の74・8%と比べ3・9㌽ダウンしている。エリア別では、都区部と神奈川県が70%を突破している。

 戸当たり平均価格は7847万円で前年同月比2093万円(21・1%)の下落、㎡単価は120・3万円で同24・6万円(17・0%)下落となり、いずれも2カ月ぶりのダウンだった。エリア別では都下、神奈川県、千葉県が平均価格、単価ともに上昇している。専有面積は65・24㎡で、前年同月比4・9%の縮小。

 即日完売物件は5物件・71戸(シェア4・7%)。フラット35登録物件戸数は1313戸(87・8%)だった。7月末時点の在庫は5300戸で、前月末の5418戸に比べ118戸減少している。

 8月の供給戸数は1500戸前後となる見込み。

(提供:日刊不動産経済通信)

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