8月のマンション市場動向・近畿圏、新規発売は28%減少の632戸
2024年09月20日
―価格と単価は2ケタ上昇、契約率72%
近畿圏(2府4県)の8月の新築分譲マンション供給戸数は前年同月比28・0%減の632戸となり、2カ月ぶりに前年実績を下回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が前年同月比5・2%減の307戸、大阪府下が53・7%減の136戸、神戸市部が215・0%増の63戸、兵庫県下が34・7%減の49戸、京都市部が61・2%減の52戸、奈良県が62・5%減の3戸、滋賀県が46・7%増の22戸。神戸市部と滋賀県以外のエリアで前年同月を下回った。前月に初回売り出し物件が大量に供給された反動とみられる。
初月契約率は前年同月比6・0㌽ダウンの72・2%と、3カ月連続で好調ラインの70%を上回った。
平均価格は前年同月比13・4%上昇の4926万円。㎡単価は13・4%上昇の83・9万円。平均価格、単価ともに2カ月ぶりのアップ。8月末時点の販売在庫は2390戸で、前月末比158戸減、前年同月末比では497戸の減少となっている。発売戸数は低調ながら、在庫も含めた売れ行きは好調。
9月の供給は1300戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)