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首都圏の中古M価格は前月から反転上昇

2024年10月11日

―東日本レインズ、成約数は前年割れ続く

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、9月の不動産流通市場の動向を公表した。首都圏で中古マンションの成約価格は4861万円(前年同月比5・3%増)と、8月の51カ月ぶり前年割れから反転上昇した。成約㎡単価は75・86万円(4・7%増)で前年を53カ月連続で上回った。成約件数は3047件(4・5%減)で、3カ月連続で前年同月を下回った。中古戸建住宅は成約価格が4061万円(3・5%増)で4カ月連続、成約件数が1281件(16・6%増)で8カ月連続、いずれも前年を上回った。

 中古マンションの新規登録件数は1万6195件(4・8%減)、在庫件数は4万5403件(1・9%減)でどちらも前年より減少した。地域別の動向は、成約㎡単価が全6エリアで上昇した。東京都区部は114・79万円(11・2%増)の2ケタ上昇に続いて、多摩の56・94万円(7・4%増)を始め埼玉県と千葉県も5%以上の上昇だった。成約件数は都区部の1274件(11・7%減)、多摩の271件(15・0%減)に加えて横浜市・川崎市と埼玉県の合計4エリアで前年を下回った。一方、千葉県の421件(19・9%増)と横浜市・川崎市を除く神奈川県他は225件(13・1%増)は前年より2ケタ増だった。

 中古戸建住宅をみると、新規登録件数は6344件(6・7%増)、在庫件数は2万2347件(17・8%増)とともに前年超え。成約価格は都区部の7027万円(4・7%増)や横浜市・川崎市の4897万円(1・2%増)を始め4エリアで上昇。成約件数は全エリアが増加傾向で、都区部の267件(32・2%増)、多摩の189件(21・2%増)、千葉県の273件(21・2%増)が大幅増となった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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