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首都圏の中古M価格、10月はほぼ横ばい

2024年11月12日

―東日本レインズ、中古戸建は前年割れ

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は11日、10月の不動産流通市場の動向を公表した。首都圏の中古マンションは、成約価格が4739万円(前年同月比0・5%減)で再び前年割れになった。成約㎡単価は75・16万円(0・8%増)となり、ほぼ横ばいながら前年同月を54カ月連続で上回った。成約件数は3092件(5・9%減)で、前年を4カ月連続で下回った。中古戸建住宅は、成約件数が1174件(3・8%減)、成約価格が3776万円(4・3%減)と、いずれも前年から下落傾向に転じた。

 中古マンションの動向はエリア別で、成約㎡単価が東京都区部の115・14万円(7・3%増)、埼玉県の43・83万円(3・5%増)、横浜市・川崎市を除いた神奈川県他の43・57万円(5・7%増)の3エリアが前年を上回った。東京都区部のみ54カ月連続で前年超えだが、横浜市・川崎市は16カ月ぶり前年割れ。成約件数は、東京都区部の1316件(11・7%減)と横浜市・川崎市の491件(12・8%減)が2ケタ減。また、千葉県の408件(10・6%増)と埼玉県の376件(5・3%増)のみ前年超えだった。

 中古戸建住宅のエリアごとの詳細は、東京都区部の成約価格が6430万円(3・5%減)と10カ月ぶりに前年同月を下回った。横浜市・川崎市も4583万円(7・3%減)、神奈川県他も2982万円(15・2%減)で前年割れ。多摩の3799万円(2・8%増)、千葉県の2601万円(1・7%増)、埼玉県の2444万円(0・1%増)は前年を上回った。成約件数は、多摩、横浜市・川崎市、神奈川県他の3エリアでの2ケタ減に加えて埼玉県も前年割れ。東京都区部は232件(0・9%増)で前年より増加した。

(提供:日刊不動産経済通信)

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