店子の継続入居を前提にするビルの売却は可能でしょうか?
Q.ご相談内容
<相談の前提事項>
相続したビルを売却したい。
今、ビルを管理している叔父は店子、入居者(1名)の継続入居を前提に買い手を探しており、店子でもある不動産会社に買い取ってもらう意向。
私を含めた残りの権利者は、その不動産会社への信頼が薄い事、店子には退去を前提に売るべきではないかと考えている。(売却後の入居を買い手に保証させする事は難しいし、それによる売値のディスカウントが心配)。
まずは適正な売値を知る事が一番だと考えている。
相談したいことを整理すると以下の内容になります。
●店子の継続入居を前提にする売り方は可能なのか。(売った後に打ち切り等されないか。)
●適正な売値を調べる事が必要であるが、どのように調べたらいいのだろうか。
A.東急リバブルからの回答
継続入居前提での売却は可能です。ただ、店子がいない物件よりは当然に価格は下がってしまいます。
また、法的には新たな所有者が店子の賃貸人となります。新たな所有者がもし退去をさせたい意向であれば、不動産会社と交渉をすることになりますが、一方的に新所有者が不動産会社の賃貸借契約を解除するということはできません。
価格については、一度不動産会社に直接ご相談されて査定を依頼させるのが一番よろしいと思います。
お近くに当社のセンターがございましたら、当社でもまずは簡易的な査定をすることは可能です。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。