新築マンションを購入直後に売却する場合、売却価格はどの位、購入価格より下がりますか?
Q.ご相談内容
70平米の新築マンションを購入しましたが建築に一年ほどかかり、その間に妊娠したため、考えが変わってしまいました。3人で住むには思った以上に狭い上に、内覧会で見た部屋からの眺めがかなり悪く、団地に囲まれた大規模マンションで、住みたくなくなってしまいました。住んだとしても狭くていつか引っ越しするのであれば、今のうちだと思いました。マンションの引き渡しは2か月後ですが、その前にキャンセルすると手付金が戻ってきません。そのため、一度手にしてから売りに出そうと思うのですが未入居新築マンションは、最初の売値と比べてどれ程の価値で売れるものでしょうか。
また、一度住んでみてから売却する場合ですと、どの位、未入居新築より売値が下がりますか?どのタイミングで手放すのが得策か教えてください。どうぞよろしくお願いします。
A.東急リバブルからの回答
新築の定義については、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の中で、新たに建設された物件で一度も人が住んでいないもの、築1年以内、という要件があります。今回の物件ですと、その要件にあてはまりますので、「新築」としてまだ売ることができます。売値については、さまざまな要因で決定するので、新築として売れることが、前回同様の金額で売却できるかわかりませんが、新築同等の物件として販売することができます。
ただ、一度でも入居いたしますと、上記法律のいう新築の要件には当てはまらなくなりますので、どんなに築が新しくても、「中古」物件として販売をすることになります。そうしますと、一般的には1割~2割は価格が下がるといわれております。
したがって、一度売買契約を成立させ(つまり購入をして)、その後、一度も入居せずに、1年以内に販売をするのが、一番高く売れる可能性が高いということになります。
ただ、物件を買って売ってという行為については、税金の課税対象になる行為となりますので、そのあたりはお気を付けください。一度お近くの不動産会社に直接ご相談されるのもよろしいかと存じます。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。