マンションを購入。しばらく賃貸に出す場合、普通賃貸借でも理由があればいつでも退去してもらえるのでしょうか?
Q.ご相談内容
将来、自ら住むつもりでマンションを購入しました。とりあえずは賃貸に出しておきたいのですが、普通賃貸借でも、理由があればいつでも退去してもらえるでしょうか。
A.東急リバブルからの回答
「貸主」が更新を拒絶するためには、「正当事由」が必要です。
「借地借家法」に定める正当事由の判断基準は下記のとおり。
1. 貸主が建物を必要とする事情(基本となる判断事項)
2. 賃貸借に関する従前の経過
3. 建物の利用状況
4. 建物の状況(建物の老朽化等)
5. 貸主の立退き料の提供
※5. は補完的な事由とされており、ある程度1~4までの正当事由が具備されなければ、高額の立退き料を提示しても、正当事由として認められない可能性がございます。 普通賃貸借ではなく、定期借家契約を選択した場合、契約更新は原則認められないため、期間満了時には建物が貸主に返還されますが、一般的には普通賃貸借より賃料が低くなってしまうデメリットがございます。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。