同棲相手の勤務先が賃借する住居への同居に関して相談させて下さい。
Q.ご相談内容
今の現状は、住みたい家も決まり法人契約の審査段階です。
もともと彼女と横浜に同棲する予定でしたが、彼女の方の会社が借り上げ社宅の法人契約をしてしまい(審査段階)、同棲するのがグレーな状態です。
物件は、二人住むことが可能です。
この現状から質問です。
①もし法人契約が成立した場合、いつから個人契約に変更できるのか。
②法人契約が継続した場合、私自身は、そこの家に住むことは、難しくなるのでしょうか。
大家に見つかり会社に報告された場合、規約違反になるのではないのか。
大変困っている状態です。
A.東急リバブルからの回答
①について
法人契約から個人契約への切り替えについては、貸主が許可された場合には何ら問題はありません。その場合には、借主の個人の方の審査を改めて受ける必要があります。
ただ、ここではその点よりも契約先である法人がどのように判断されるかが大事です。
一度借り上げ社宅として契約をすることが決まっている以上、それを個人契約に切り替えるには社内的に何らかの手続きが必要になる場合がほとんどです。
まずは、お勤めになっている会社が個人契約への切り替えを認めてくれるのか、その場合どのような手続が必要になるのか、確認してもらってください。
②について
社宅契約の場合、貸主とのお話と借主である法人とのお話、二つを分けて考える必要がございます。
まず貸主とのお話は、賃貸借契約の内容がどうなっているかで決まります。
たとえば、契約上一人で住むとなっていたにもかかわらず、お二人で住んでいるということになると契約違反ということになります。
ただ、その場合でも単身専用の物件ではないようですので、申請をして二人で住むということを貸主が認めれば、そのままお住まいになれます。
法人とのお話は、会社の社宅規定の内容がどうなっているかで決まります。
単身で住むと会社に申告をしているにもかかわらず、二人で生活をしているということになった場合に、社宅規定によっては一緒にお住まいになる方が社宅規定違反となってしまいます。
以上のように、借り上げ社宅の場合には貸主よりも、まずは社宅の規定を確認してもらってください。
それで問題がないということであれば、貸主さんに相談をし、契約内容を個人に切り替えたうえで二人で住むと申告なさってください。
社宅規定さえ問題がないのであれば、貸主から承諾を得ることは難しくないように思います。
ただ、その場合には上述のとおり、個人借主としての審査が通らなければ、そもそも個人契約は不可となります。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。