売買契約当日のキャンセルについて相談させてください。
Q.ご相談内容
不動産の売却を専属専任契約でお願いした会社から、買主が現れたので売買契約を結ぶ為、日にちを指定されて伺い買い主様と面談し、双方概ね了解し契約しようとしたところ、買主さんと一緒に来られた方と過去にトラブルがあったことを思い出したらしく、それを理由に売主の了解なく売買契約そのものを仲介会社のリスクを理由に破棄してしまいました。
結果的に契約の機会を無くすことになり、困っております。
契約直前の状況を仲介会社のみの意向で解約することは可能なのでしょうか?
買主の方は、反社会的勢力には関係ありません。
A.東急リバブルからの回答
仲介会社とは媒介契約を締結していると思いますが、媒介契約上、仲介会社は売買契約を成立させるための業務を行うことを義務付けられております。
したがって、売主買主間で売買契約についての条件が一致していたにもかかわらず、仲介会社が勝手に自らの事情によりそれを妨げるような行為をすることは、媒介契約上の債務不履行ということになります。
まずは改めてなぜ勝手に解約をするような事態になったのか、業者に説明を求めてください。
そして、その説明の内容に納得がいかないような場合には、今回の仲介業者の対応について、行政の宅建業者相談窓口にご相談されるのもよろしいかと存じます。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。