賃借建物を買い取るか、退去するかとの打診がありました。どうしたらいいでしょうか？
Q.ご相談内容
現在、借りている借家を、購入することに関して、お教えください。
現在、母（６０代）と、子である私（３０代）の二人で借家に住んでおります。
２５年住んでおります。
大家さんは、父（亡くなりました）が職場で縁のあった方です。
不動産屋さんを通さずに、借りております（が、間にハウスメーカーが入っている、と母が言っています。契約書は、ハウスメーカーのものです）。
先日、大家さんから母に直接、家を処分したいと考えている、と連絡がありました。
大家さんは、２５年住んでいる私達に購入してもらうか、または、リフォームをし、売りたいと考えているそうです。
私達が購入する場合の金額も、ききました。
私と母は、転居しなくてはならないかもしれないことに驚きましたが、借家ということで、受け止めなければならないことだと考えています。
いろいろ考えていますが、借家を購入することも選択肢のひとつだと考えています。
借家を購入する場合は、購入後、リフォームをしたいと考えています。
その場合は、借家を購入する費用も、リフォームの費用も、住宅ローンで、と考えています（私が契約します。大家さんがローンでの支払いを認めなければ、進められませんが…）。
銀行で住宅ローンを申し込む際、現在の借家の価値は、大家さんの言う金額として、申し込むのでしょうか。
専門の方に家を見て頂いた上で、金額が出るのでしょうか。
（その場合、大家さんにお支払いする金額は、どのようになるのでしょうか。）
A.東急リバブルからの回答
まずそもそもの前提として、賃貸借契約上、貸主から退去を申し入れる場合には、正当な事由が必要とされております。単なる家の処分のためということであれば、法的には借主に対して退去を求める正当な事由とはなりえず、もしそのままお住まいになりたいのであれば、退去を拒否することも可能であるということは念のためお話させていただきます。
そのうえで、お二人が賃貸借契約の終了もやむを得ないという結論になっているのであれば、今ご検討いただいているようにそのまま購入するということも選択肢となります。
物件の価格については、どうしても所有者の方の言い値ですと高くなる傾向がありますので、一度不動産業者に客観的に査定いただいたうえで、価格交渉をなさってはいかがでしょうか。
物件の売買価格が決定した段階で、ローン申請をなさってください。
物件の購入においては、法律、税金と専門的な事項がございます。もしお近くに当社のセンターがあるようであれば、一度足を運んでいただき、ご相談いただければと存じます。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。
