ローン解約特約と諸費用の負担について教えてください。
Q.ご相談内容
中古一戸建てを購入予定で、仮契約(売主の移動先が決まらない場合と買主のローン申請が通らなかったら不成立と明記有り。)をすませ、事前ローン申請をし、買主の私は通りましたが、売主のローン申請が数件不承認となった為、白紙にして下さいとメールが来ました。
物件申込経過内容は、築6年で子供の学校の為の住み替え。
転職1年だが収入も十分にあった為、問題ないと思っていた。
結果が減額ではなく、不承認だったため後は売主の勤務先のメインバンクに申請してみるが望みは薄いだろうから、この話は無かったことにして下さいと。
買主の私がホームインスペクションの予約をしていたのだが、それもキャンセルしておいて下さい、と冷たい感じの電話でした。
1週間後に売主のメインバンクで事前審査が通ったと連絡有り。
またホームインスペクション予約をするならして、早めに話を進めましょう、とのこと。
売主のローン事前審査が通っても本審査で落とされる場合もあると聞きます。
本契約はまだしていませんが、また本審査に落ち白紙に戻ってしまう可能性が高いのか、この不動産は信用してよいのか疑問です。
このような状況はよくあることなのでしょうか?
本契約の前にホームインスペクションをする予定で、その後何もなければ本契約となりますが、売主がローン本審査に落ち、又白紙になった場合、買主に何かしら不動産からペナルティが有りますか?
仮契約時にお金は支払っていませんが本契約のときには35万円支払う予定です。
これも白紙になった場合は返却されますか?
ホームインスペクション代は請求してよいのでしょうか?
A.東急リバブルからの回答
①事前審査をとおれば通常は本審査も通ることが多いですが、事前審査と本審査では異なる審査項目もありますので、本審査で落ちるということもあります。健康状態や、事前審査の項目に虚偽があったこと、事前審査後にお金を借りてしまったなどが、本審査で落とされる原因になります。
②あくまで売主側の要因での解約ですので、買主側にペナルティはありません。
③白紙になるということは、金銭の授受もすべてなかったことにするということですので、返却されます。
④あくまで申込者がご相談者様になりますので、もしキャンセル費用などが発生した場合には、ご相談者様がホームインスペクションの会社にお支払いをせざるを得ないことになります。ただ、原因が売主である場合には、その費用を売主に請求できることになります。
こちらについては、ホームインスペクションの会社との契約内容にもよりますので、事前にこのようなケースになった場合の費用請求について、確認なさってください。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。