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手付解除の一方的な撤回に対して、どう対応すればいいか悩んでいます。

Q.ご相談内容

中古マンションを買おうと売買契約を結び、あと数日で鍵の引渡しという時に、売主に契約解除をされました。

手付解除の有効な期間であったため、こちらはどうしようもないと不動産会社に言われ、泣く泣く応じました。売主も手付倍返しでの解除を了承し、すぐに入金する約束をしました。しかし、その2日後(手付解除の期間の最終日)に、入金がなく、やっぱり売りたいと言ってきました。

こちらとしては、引越し業者、リフォーム会社に頭をさげキャンセルしており、退去予定だった今の住まいにも引き続き住めるよう、管理会社にも手続きしており、そんな二転三転は受け入れられないと拒否し、手付解除の方向で進めてもらいました。

しかし、その後売主は、手付解除の期間内に撤回して売りたい意向を示したので、合意解除か契約続行だと言い張って、お金を振り込もうとしてくれません。売主側の不動産会社も買主側の不動産会社も、書面なくとも口頭だけでも手付解除が有効だと認識しており、それを再三売主に忠告するも、相手は全く聞く耳を持ちません。

どうしたらいいでしょうか? こちらとしては、手付解除(倍返し)のお金は正当なものであるので、高額を支払って弁護士をたてるのはおかしいと思っています

A.東急リバブルからの回答

売主に振り回されて相当ご苦労されている状況が分かります。

ただ法的に言うと、新ためて引っ越し業者に依頼をし、リフォームをお願いし、今お住まいの物件を解約すれば物件を購入できる状況にはなる訳ですので、売主の解約の撤回が認められると、買主としては購入をせえざるを得ない状況となります(購入に向けた障害が大きいと法的には評価されない可能性があるということです)。

ただ、もし通常に購入していれば出す必要が無かった費用は確実に出費されていると思います。その分を売買代金から控除してもらうという交渉はいかがでしょうか。余分な賃料や、キャンセル費用などです。

それと、残念ながら、どんなに理屈として正しいことを主張しても自分の意見を絶対に曲げない方はいらっしゃいます。そういった方に理屈を通すために、さまざまな法的な手法がございます。無料の法律相談もございますのでまずは対応について弁護士にアドバイスをもらうのはよろしいかと存じます。

結果として売主が全く聞く耳を持たないとなった場合には、第三者の力を借りて自らの主張を行うしかありませんので、最終的には法的紛争も覚悟せざるを得ないと思います。売買のキャンセルを巡っては、法廷紛争に発展をするケースも少なくありません。

ご相談への回答について

「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。