認知症の人でも不動産を購入することはできるか教えてください。
Q.ご相談内容
認知症の人でも不動産を購入することはできるのでしょうか?
認知症の母と同居しています。
現在住んでいる分譲マンションは老朽化が進み建て替える事が決まりました。
1年以内に引っ越さなくてはならないのですが、新しく建て替えたマンションに戻るつもりはありません。
他の物件に移りたいと考えています。
私には、さほど貯金はありませんが、母は新しく家を購入するだけの貯金は十分に持っています。
ネット検索すると認知症の人は不動産を売却できないという記事はたくんさん記載されていますが、購入に関しては全く記載されていません。
認知症の母が、母の名義で母のお金で不動産を購入することができるのかを教えてください。
ちなみに母の認知症の程度は軽度より進み中等度に入っています。
しゃべる事はできます。
署名する事もなんとかできます。
A.東急リバブルからの回答
現在認知症が中程度進まれているとのことですが、そのような状況ですと、不動産を購入するという取引内容の把握は難しい状況のように思います。
売却と同様、購入についても、多額の財産を失うことにつながる取引形態ですので、認知症の状態が進んでくると、難しくなります。
方法としては、裁判所に後見人の申し立てを行い、ご自身がお母さまの後見人として契約を行うということです。
多少時間はかかりますが、お母さまの状況からすれば、後見人選定は認められると思います。
具体的な手続きについては、無料法律相談などで直接弁護士や司法書士にご相談されることをお勧めいたします。
なお、裁判所のHPにも情報がございます。
https://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/kokensite/moushitate_seinenkouken/index.html
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。