引渡前マンションに係る品質保証の相談です。
Q.ご相談内容
新築マンションを契約中です。
1階がピロティの2階を購入しました。
販売時は1階ピロティでも寒くないとの説明はありましたが心配で問い合わせをしたら断熱材は入っているのでといわれました。
実際に住んでみないとわかりませんがもし断熱材が基準より不足していたらと思うと心配です。
引き渡し前に実際に確認する方法はあるのでしょうか?
それと管理会社(予定)が非常に評判が悪く欠陥とかの問い合わせにも横柄な態度をとるらしく(これも住んでみないとわからないですが)その時の対策として引き渡し前に欠損等があった時に買い主として念書など書いてもらった方が良いなどの情報もありますがどのようにしたらよいかアドバイスを頂けたらと思います。
A.東急リバブルからの回答
断熱材については、仕様図面などで確認をするというのが現実的な方法でしょうか。
図面には書いてあるのに今後もし入っていないということいなれば、手抜き工事ということになりますので、通常図面にあれば、使用されていると考えてよいと思います。
念書については、そのような対応の悪い会社が念書を書いてくれるかどうか、正直難しいところかもしれないですし、やはりそのような場合の対応は、契約書の内容にしたがって対応ということになります。
もし欠損を発見した場合には、契約書に基づいて、法律上は契約不適合責任という責任を追及することになります。具体的には金銭や、再度の補修、最悪契約解除ということができます。
引き渡された物件に欠陥がある場合には、管理会社の対応云々ではなく、そもそも重大な契約違反ということになりますので、対応が悪いということであれば、行政庁の相談窓口や、弁護士などの第三者の力も借りて、対応させるというのが原則的な考え方になります。
もちろんそういうような状況にならないよう、引き渡しまで時間がありますので、売主ともしっかりコミュニケーションを取られておくことが肝要と存じます。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。