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短期の不在中に賃借建物内にカビが発生したのですが。

Q.ご相談内容

一人暮らしの部屋を、10日間留守にしました。戻ったら、部屋のあちこちにカビが発生していました。
出かける前に、お風呂場は24時間換気にし、空気孔も開けていきました。部屋も綺麗にしてでかけました。

管理会社は、他の部屋からはそのような事で連絡をうけていないので、ハウスクリーニングの負担はできないといわれました。
今年より大学に通う為、引っ越ししたばかりです。悪いのはこちらだけなのでしょうか?

A.東急リバブルからの回答

賃貸物件の原状回復についての費用負担は、原則賃貸借契約書の記載によります。

現在多くの契約書が、国土交通省が策定している原状回復ガイドラインに沿って作成をされておりますが、それによると、賃借人の生活の仕方が悪くてカビを発生させてしまったような事情があれば(飲み物をこぼした、結露をそのまま放置していたなどが例示されております)賃借人の負担とされております。

ただ、本件のように入居してすぐにカビが発生したというような場合には、そもそも物件自体がカビの発生しやすい状況であり、賃借人にすべての責任を課すのは、酷のように思います。

他の物件から出ていないといっても、位置によって状況は異なりますし、そもそも話が本当に出ていないのかもわかりません。ご相談者様のお話を前提とすれば、今までの入居者からも同じようなクレームが出ていたのではないでしょうか。

まずは契約書を確認いただくことですが、管理会社との話し合いがうまくいかない場合は、不動産会社を所管している都道府県の宅建業者とのトラブル相談窓口にご相談されるのもよいかもしれません。

ご相談への回答について

「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。