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賃借建物のカビが酷い

Q.ご相談内容

初めての一人暮らし、大学の生協で契約し アパートを借りました。下見などは学生が対応してくれ、学生が勧めた物件を契約しました。
築28年、木造作り、1階、窓は1つで南向きですが隣の建物が近いため、日が入りにくく風も入りにくいです。窓の目の前に 隣の建物の室外機が2つこっちを向いています。

住み始めて 出窓の結露がひどいと感じました。
洗った包丁は乾きにくく錆びます。気づけば、家中カビだらけになっていました。一番初めに気付いたのは、使った箸をシンクに置いていたらカビが発生しました。
ベッドの下の床、ベッド、押入れ、押入れの中のほとんどのもの、靴、お風呂、シンク下の食器や調味料入れ、引き出しの箸、食材、壁に接してしまったいた保冷バックやレシピ本など、被害は大きかったです。

ベッド下がカビていることに気づかず生活していたため、身体が異常を起こし、皮膚科にも行きました。
多くのものを捨て買い換えたり、掃除グッズなどお金もかかりました。
湿気の少ないところから引っ越してきて初めての一人暮らしで、カビ対策は皆無と言えるほどしていませんでした。
引っ越してきた地は湿気が多いとは知っていましたが、ここまでなるとは予想もしていなかったです。

生協に確認しても、他の部屋からカビの話は出ていないから、やはり居住者の責任と言われました。
しかし、友達や先輩に聞いても、カビ対策していなくともカビは見たことがないと言われます。
キッチンやお風呂の換気扇が弱くて、ついてないのと変わらないくらいであること、床下から湿気が上がってきていると思われるということ、関係あるかわからないが、窓の目の前に室外機があること、風通しが悪いことなど、少しは家のせいでもあると思います。

住み始めて5ヶ月ですが、引っ越すことに決めました。8月の時点で退去届けを提出し、9月末に退去することになりました。
この時期はなかなかいい家が見つからず、毎日家探しと家の片付け掃除でストレスがひどいです。
この家に引っ越してきた当初も インターネットのケーブル?が断線していたり ハウスクリーニングされていないなどで非常にストレスを受けました。
少し話がずれてしまいましたが、カビはやはり全て居住者の責任なのでしょうか。引っ越しに関して、なにか対応や対処はしてくれないのでしょうか。
中立な立場から、話を聞きたいです。

A.東急リバブルからの回答

賃貸物件の原状回復についての費用負担は、原則賃貸借契約書の記載によります。
現在多くの契約書が、国土交通省が策定している原状回復ガイドラインに沿って作成をされておりますが、それによると、賃借人の生活の仕方が悪くてカビを発生させてしまったような事情があれば(飲み物をこぼした、結露をそのまま放置していたなどが例示されております)賃借人の負担とされております。

ただ、本件のように入居してすぐにカビが発生したというような場合には、そもそも物件自体がカビの発生しやすい状況であり、賃借人にすべての責任を課すのは、酷のように思います。他の物件から出ていないといっても、位置によって状況は異なりますし、そもそも話が本当に出ていないのかもわかりません。ご相談者様のお話を前提とすれば、今までの入居者からも同じようなクレームが出ていたのではないでしょうか。

まずは契約書を確認いただくことですが、カビのことについて具体的に何も規定がないのであれば、貸主には、引っ越しを余儀なくされた状況を説明したうえで、たとえば原状回復費用を何割か免除してもらう、引っ越し代を何割か負担してもらうなどの交渉をなさってみてはいかがでしょうか。

ご相談への回答について

「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。