賃借建物の鍵紛及び原状回復義務の範囲についてご相談です。
Q.ご相談内容
都内で賃貸を1年10ヶ月借りていました。敷金は85,000円(家賃一ヶ月分)です。
生活状況: タバコ吸わない・2DK・退去前に全て綺麗に掃除済・木造アパート約20年二階建て、二階の部屋を借りる・夏は湿気がおおく、冬はが帰るほど寒い
①鍵を1本交換紛失してしまいました。入居前に管理会社から鍵交換をわたしが負担するようにいわれ支払いました。それなのに1本紛失したため防犯のことを踏まえて鍵のシリンダーごと交換するようにいわれました。それでも現状回復にしないといけないので全て変える必要がありますか?
②和室の部屋で畳の裏表全て交換とふすまの紙交換を言われました。畳は一枚だけ汚してしまったので支払い意向があります。しかし、ほかの畳は綺麗です。また、ふすまに関しても生活していく上で摩擦や汚れが生じましたが、故意で汚してはないです。
③洋室のクロス全て交換
こちらも生活していく上でクロスにシミが生じ、ベッドを移動した際に傷ができていました。そのため全て交換する必要があると言われましたが、一部分の交換はできないのでしょうか?
④クリーニング代が敷金全て使用すると大家さんに言われました。そもそも、クリーニング代で全て使う必要ありますか?クリーニング代がなければ、上記の件は妥協して支払うにしても敷金内又は少しはみ出る程だと考えています。
現在見積もりはまだ届いていませんが、おおよそで敷金からさらに五万円支払うように言われています。
管理会社の方は元々大家さんサイドで中間的な視野を持って話し合いをしてくれません。
私達もトラブルは避けたかったので黙っていましたが、さすがに酷いと思います。
A.東急リバブルからの回答
賃貸の原状回復については、基本的には入居時に締結をした賃貸借契約にしたがって行われます。まずは契約書を確認してください。
なお、一般的に
① 鍵を紛失した場合には、シリンダーごとの交換を現状回復時に求められることはあります。
② 畳の表替えやふすま交換は行われる場合は契約書に記載がある場合が多いです。あとは汚れがある場合となります。
③ クロスも煙草を吸われないとのことですので、通常は全面張替えはしないと思います。汚損箇所の部分張替えが一般的です。
④ 室内クリーニングも契約書に記載がある場合には行われます。金額も契約書に記載がある場合が多いです。
原状回復については、見積もりを見て納得できない場合には貸主と交渉することになりますが、あまりにも高額だと思われるのであれば、一度都道府県に設置されている賃貸契約などのトラブル受付窓口にご相談されてみてはいかがでしょうか。
ご相談への回答について
「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。